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いたくて、きもちいいことがスクリーンに登場!

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塩見彩主演「いたくて、きもちいいこと」監督は勿論TOHJIRO監督。
これは、しおみんがしおみんになる前の話。
実話。

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エンドロールに脚本/TOHJIRO、塩見彩となっていた。
私はこれを見ただけで2人が何を伝えたかったのかが分かった様な気がした。
「SMと私、どっちが好き?」よく聞く言葉なのかも知れない。
これで葛藤しているカップルを沢山見て来た。
生きて行く中で天秤にかけちゃいけない事もあると思う。
どっちが好き?じゃないんだ。
比べる物じゃない。
自分の生き方に正直なだけ。
どっちも好きだし大切なんだよ。

「今ならまだ戻れるよ」あめりが正直になった瞬間。
椿を手放したくない気持ち。
椿の居場所でいたかった気持ち。
椿は1ミリも振り返らない。
振り返ってしまったら、あめりに負けるから。
あめりの目を見たら、その胸に飛び込んで御免なさいって言っちゃうからだ。

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人は前に進むには必ず必要とする物や事がある。
それが人だろうが行為だろうが何だって構わない。
空虚感だけじゃ前を見る事すら出来ない。
椿が彷徨い求めたのは解放。
心と身体が解放される場所へ向かって進んだだけ。
誰しもが新しい事を見たり聞いたり知った時、物珍しさに飛び込んで時を共有したくなる。
宝物になるかならないかは居心地。
受け入れてくれるか、受け入れてもらえるか?
要は環境。
人は誰しも自分の居心地の良い居場所を探し求めてる。
それがたまたまSMだったってだけの話だし、きっと、しおみんだけじゃないよね?って思う。

SMと言うカテゴリーに置いておくには勿体無い作品。
人と人との繋がりの話。
そこに、たまたまSMの色があっただけ。
SMで結ばれる2人もいる、SMで離れて行く2人もいる。
ほんと、それだけの事。
それをAVと言うカテゴリーの中で伝えるだけじゃなく、大きなスクリーンの中で伝えたかったTOHJIRO監督の映画魂。

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しおみんの今があるのも、しおみんが私の前に現れてくれたのも、しおみんが皆んなから愛される様になったのも、全部全部この経験があったから。
自分自身を自分の力で乗り越えたから。
だから、私はしおみんの事をずーっとずーっと大好きでいたい。
自分の居場所を見付けたしおみんがしおみんで居られる様にしてあげたいと思う。

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この「いたくて、きもちいいこと」は、再上映が決まり、5月20日〜23日、6月3日〜6日まで代官山シアターギルドにて上映されます。
SMのカテゴリーで紹介されながらもSMの概念を取っ払った作品。
心が弱ってる女の子が見たら、きっと泣いちゃうだろうけど、こんな生き方も良いと思わない?って思って欲しいから見てもらいたいです。

会場位は椅子は勿論、ソファーやリクライニングソファーとかあって、ゆったりして鑑賞出来ます。
個々にヘッドホンを付けて鑑賞するから、周りの雑音も入って来ないから快適だよ。
LINK:代官山シアターギルド

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